近代歌舞伎年表名古屋篇 1
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名古屋は、東京・関西の中間という地理的条件から東西の名優がしばしば競演するばかりでなく、名古屋在地の名優が芸を誇った場所であり、三都と異なる興行や習慣があるなど、大都市における興行の盛況ぶりと我が国で広く行われた地方興行の一典型としての形態を類推するのに格好の地域である。本年表では、恒常的に演劇を興行していたと認められる劇場において催されたすべての興行を収録。演劇については、それ以外の場所において興行されたものも収録対象とした。第一巻には、明治元年(慶応四年)から明治二十年までを収載している。
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